ネット証券の誕生によって生まれたメリット

インターネットの普及に伴って投資の世界では、ネット証券と呼ばれる証券会社が誕生しました。
ネット証券であれば、家に居ながらにして24時間、世界中の資産を取引できます。

さらには、企業情報や外国の国債格付けなどの最新の情報も入手できます。
おかげで個人投資家とプロ投資家の投資機会のギャップがかなり埋まりました。

投資機会の拡大

ネット証券は、世界中の金融商品を手軽に取引できる環境を個人投資家にも提供することに寄与しました。

日本の株だけでなく、世界中の株式市場の商品も買えるようになりましたし、外国債券も買えるようになりました。

まさに、投資機会の拡大に貢献したと言えます。

投資コストの引き下げ

ネット証券の登場により、投資コストの引き下げも起こりました。

全てネットで完結するネット証券の低コスト運営により、この10年間で株式の売買手数料は大幅に下げられました。

多くの個人投資家が投資難民へと

投資機会の拡大に潜む危険

投資機会の拡大、投資コストの引き下げは、投資家にとって非常にありがたい変化です。
個人投資家が活躍する土台が出来上がったかのように思えます。

たしかに、一部の個人投資家は成功することができたかも知れませんが、投資成績の向上に結びつかないばかりか敗者を増やしてしまう結果になってしまいました。

考えてみると、投資機会の拡大は、個人が世界中のマーケットに素手で立ち向かっていくようなもので、投資家は自然とリターンの大きな取引に引き寄せられて、リスクの高い取引にのめり込んでいきます。

為替FXなどがその最たるものと言えます。
為替FXで成功したとう成功体験がネット上で広まり、成功法則や専用のソフトウェアまで販売されるようになっています。

とはいえ、この為替FXを短期間で儲けようというのは、ある意味で丁半バクチとたいして変わらないマネーゲームとも言えます。

投資初心者がそういった危険性の高い取引を行うことが可能になったわけですから、個人投資家に対するセーフガードはたいへん低くなったといえます。

手数料が安くなったことで、リスクが増大?

また、取引手数料が安くなったことは、短期的な売買を繰り返させる結果となりました。

取引手数料が安くなったので、とにかく儲けようと思う人が短期的なトレードを繰り返すようになりました。

投資でもっとも大事なセルフコントロールを失えば、投資は捨て鉢なマネーゲームとなりかねないのです。

対面販売であれば、専門家や販売員は、リスクの高い取引については、注意喚起する責任がありますが、ネットの場合は確認ボックスをクリックするだけで取引が完了してしまいます。

ネット証券は、専門家のアドバイスというものはありませんし、手軽さの代わりに投資リスクは増大したといっても過言ではありません。

そう考えると、初心者はやはり、経験豊富な専門家からのアドバイスを元に慎重な投資行動を取ることが最善です。

投資に必要な能力には、他人からの助言を喜んで受ける素直な姿勢もかなり大事な力です。

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