正しい資産運用を行う上で、分散投資、とくに世界分散投資(国際分散投資)は、非常に重要です。

特に私は、資金の投入比率は世界GDPの構成比に従って世界分散投資を行うことを薦めています。

そのような世界分散投資を行う上で、非常に優れているのが投資信託です。
とはいえ、投資信託の何がどのように優れているのかをしっかりと理解していない方は多いと言えるでしょう。

ここでは、投資信託のメリットについて4つのポイントでご説明致します。

投資信託の4つのメリットとは

投資信託は、普通の人が資産形成するには、比較的扱いやすい商品であり、相当な資産家や熟練した株投資家にも、投資信託のメリットは貴重だと言えます。

投資信託のメリットは以下の4つのポイントが挙げられます。

  • 分散効果
  • 専門家の活用
  • 倒産隔離
  • 税の繰延べ

それでは、それぞれをもう少し詳しくご説明致します。

1:投資信託なら簡単に分散投資が実現できる

冒頭で述べたように、資産運用において分散投資は非常に重要なポイントです。
そして、投資信託の最大の魅力は、分散効果にあると言えます。
(分散投資のメリットは、「失敗しない資産運用の条件2」をご確認下さい。)

一つの投資信託で20~100社への分散を実現しています。
国内企業約100社に分散投資を行なって、過去5年間で年16%以上のリターンを上げている投資信託もあれば、世界中の19ヶ国の約200社に分散投資を行い、過去5年間年13%以上のリターンを上げているものもあります。
投資信託を買えば簡単に国内外の企業に分散投資ができる
一つの投資信託を購入することで、これだけ多くの国や企業に分散投資を行なっていることになるわけです。

とはいえ、その分散投資を行なっている投資先の選定は妥当なのか気になることでしょう。
投資先の選定が適切かどうかは、ファンドマネージャーの手腕によります。

2:投資信託を購入することは専門家を雇っているのと同じ

投資信託を通して集めた資金は、投資会社(運用会社)が投入先や投入比率を考えて運用します。

投資会社には、ファンドの運用を実際に行うファンドマネージャーと呼ばれるプロがおり、彼らが実際に運用を行います。

エコノミストやアナリストと呼ばれる経済の専門家からのサポートを受けながら、ファンドの成功シナリオをファンドマネージャーが総合プロデュースを行います。

彼らは、その道のプロであり、個人が収集できる以上の情報収集や分析を行いながら運用方法を決定しています。
投資信託を買えば専門家を雇っていることになる
つまり、自分の代わりに専門家を雇って運用してもらっているのと同じと言えます。
投資信託には、このような専門家を雇っているのと同じであるというメリットがあります。
(インデックスファンドと呼ばれる市場相場に連動するだけのファンドは除きます。)

3:投資信託は、最大のリスクを回避してくれる

投資信託のメリットの3つ目は、証券会社が倒産しても資産が保護される点をあげられます。
これを「倒産隔離」とも言います。

銀行への預金等は金融機関の自己資産となっていますので、その金融機関が破綻した場合、預金者も損害をこうむる場合があります。

しかし、投資信託はまったく異なる構造と法律で守られており、投資信託に関連する金融機関のいずれが倒産しても、投資家の資産が保護される仕組みをすべての「公募投資信託」は備えています。

ここで、「公募投資信託」という言葉を使いましたが、投資家の資産が保護されるのは、「公募投資信託のみ」なので、初心者の方は、私募ファンドやオフショアファンドなどには手を出さないほうが良いでしょう。

4:意外と知られていない投資信託の税金の繰延効果

一般的な株式の売買の場合、売買で得た差益に対して毎年所得税がかかります。
しかし、投資信託内で発生した利益に対しては課税されません。

投資信託の場合は、投資家が投資信託を換金したときの譲渡所得税の一回だけなのです。

株トレーダーが毎年納税しているのに比べて、投資信託の場合は換金するまで課税されないのですから、長期的に見ると運用成績にも良い影響を与えます。

10年後の手取り額で比べると、投資信託の場合は、毎年納税している株トレーダーに比べて10%以上も多くなります。

ただし、この繰延効果の恩恵を十分に受けるには、長期投資が大前提です。
投資信託も1年しか運用しないのであれば、株トレードに比べて税金面でのメリットはなくなります。

最低でも5年、できれば、10年、20年と時間をかけることによって、税金の繰延効果が顕著になります。

前の記事へ 失敗しない資産運用TOPへ

    失敗しない資産運用

  1. 資産運用のトラブルや失敗するケース
  2. 条件1 資産運用について正しく理解する
  3. 条件2 リスクをコントロールする方法を知る
  4. 条件3 資産運用の必勝のルール
  5. 条件4 分散の必勝ルールを知る
  6. 条件5 リーマン・ショックでも生き抜く着実な資産運用手法を知る
  7. 条件6 優秀な投資信託と証券会社のポイントを知る
  8. 条件7 優秀なアドバイザーを低コストで活用する
  9. ネット証券のリスク把握していますか?
  10. 世界分散投資を成功させる5つのステップ
  11. 投資信託が優れている4つのポイント!