老人の誤謬と若者の特権

こんにちは。

今回お送りする過去のメルマガは、

2018年4月10日配信「老人の誤謬と若者の特権」です。

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おはようございます!ファイナンシャルDr.北川です。

先月で、私も61歳になりました。
年金支給まで、もうあとひと息という感じです。

自分でいうのもおこがましいですが、
歳の割には、自分の衰えをほとんど感じていません。
体力、知力ともに、維持できています。

特に良くなったのは、早く読めるようになったこと。
本を読む、新聞を読む、雑誌を読むのが、すごく早くなりました。
もし急いでいるなら、本なら30分、朝刊なら5分で、済みます。

今日のテーマ、ただこれだけだったら、年寄りのただの自慢話です(笑)。
いえ、本題は、この後に続くのです。

速読できるといっても、脳が高速回転をして、
超能力を発揮しているわけではありません
(そういう達人も確かにいますが、私は凡人です)。

自分が早く読めるのは、ただ飛ばし読みをしているだけです。
見出しや目次を読めば、だいたいの内容は想像がつきます。
一字一句を細かく読むのではなく、
全体を俯瞰して、記事の内容を、概略でつかむのです。

飛ばし読みが、なぜいまごろ得意になったか?
それは、今まで獲得した情報量のたまものだと思います。
記事の10分の1位を読むことで、全体を推測できるのです。

たとえば、米中の貿易摩擦とタイトルが目に入れば、
はっは?ん、自由貿易の名手たる米国が、
保護貿易の中国を攻めているのだなと一瞬で想像します。

しかし、これは読解ではなくて、推測です。
中には、正確に読み取らないせいで、
まったく誤った推測をすることがあります。

現実に、現在の米中対立は、よくよく読めば、
まったく逆の立ち位置での対立であることは、ご存知の通り。
保護貿易の米国と、自由貿易の中国との対立なのです。

このように、飛ばし読みで推測を連ねていくと、
速読は早とちりや過去への呪縛となってしまいます。
一部の言葉から、思い込みにより、間違った解釈をしてしまうのです。

現実の変化に気づかないまま、古い体験だけを頼りに、
現実を解釈しますから、認識と判断がずれていくのです。
ああ、これが老人の陥る誤謬なのだなと思い至りました。

老人は、経験が豊かですから、何でも知っています。
自分の知見の範囲内で起きることには、敏しょうなのです。
しかし、知見の外側、未体験の新分野に関しては、
解釈や判断を間違うことが多くなるのです。

なるほど、世に言う老害というのは、こうして起きるのだな。
そう最近、自覚した次第です。

多くの体験や大量の記憶は、ひとつの財産ですが、
それが今も通用する常識なのか、常に疑い、検証する姿勢を失うと、
そこから老害が発生します。

老害は、保守的、封建的な組織の長によく見られます。
古い因襲を優先して、固定観念に囚われていると、
「もう年寄りに話しても聞いてくれない」と諦められて、
人心を失っていき、大きなトラブルや失態につながります。
企業ばかりでなく、運動系の団体でも顕著ですね。

歳は取っても、柔らかくみずみずしい脳を、
自分は持っていたいものだと思います。
年寄りの長所を、短所にしてはいけないと戒めています。

その意味では、知らない、縛られないというのは、
若さの強みであり、若人の特権と言われるわけです。
これもまた、人生の大きな矛盾の一つですね。

今日も、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
皆さんの経験が、新しい知見を生みますように!

北川邦弘公式ブログ運営スタッフより***************

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